「人生100年時代」に向けて何をしなければならないのか?
まず、自分が不安に思ったことは、健康とお金 です。
えー、100歳まで生きるのか!? 自分は今56歳だからそこまで長生きしないにしても子供たちは(26歳と22歳)は100歳まで生きる可能性あるという事?
確かに自分達の両親は未だ健在で、80代半ば、そう言えば祖父も90代まで長生きだった と思うと、人生100年時代も十分あり得るな と感じる。もしかして自分も100歳まで・・・・
日本政府が立ち上げた「人生100年時代構想会議」となるものが気になったので覗いてみた。
引用:首相官邸 第1回人生100年時代構想会議 配布資料より
2018年9月11日 人生100年時代構想推進室
目的と主要テーマ
◇日本は、健康寿命が世界一の長寿社会を迎えている。海外の研究(リンダ・グラットンの著書「ライフシフト」で引用されている研究)を元にすれば、2007年に日本で生まれた子供については、107歳まで生きる確率が50%もある。この日本で、超長寿社会の新しいロールモデルを構築する取組を始めていきたい。
◇こうした超長寿社会において、人々がどのように活力をもって時代を生き抜いていくか、そのための経済・社会システムはどうあるべきなのか。それこそが、「人づくり革命」の根底にある大きなテーマ。
◇こうした社会システムを実現するため、政府が今後4年間に実行していく政策のグランドデザインを検討する新たな構想会議がこの「人生100年時代構想会議」。
<人生100年時代構想会議の具体的なテーマ>
①全ての人に開かれた教育機会の確保、負担軽減、無償化、そして、何歳になっても学び直しができるリカレント教育
②これらの課題に対応した高等教育改革※
※大学にしても、これまでの若い学生を対象にした一般教養の提供では、社会のニーズに応えられないのではないか。
③新卒一括採用だけでない企業の人材採用の多元化※、そして多様な形の高齢者雇用
※これが有能な人材確保のカギであり、企業にしてもこれまでの新卒一括採用だけではやっていけない。
④これまでの若年者・学生、成人・勤労者、退職した高齢者という3つのステージを前提に、高齢者向け給付が中心となっている社会保障制度を全世代型社会保障へ改革していく。
簡単にまとめると
目的は:
昨日のブログに記載した「ライフシフト」で引用された研究によると
- 日本は超長寿社会を迎える(2007年に日本で生まれた子供の50%が107歳まで生きる)
- なので、超長寿社会の新しいロールモデル(お手本のこと)を作る必要がある
- こうした超長寿社会で元気よく、どう生きていくか!!
- この会議で今後の政策のデザインを検討する
うーん、今の社会の仕組みでは超長寿社会へ対応できない、何とかしなければという事ですかね。
具体的なテーマ:
- 何歳になっても学びが出来るリカレント教育(生涯教育、学校を卒業し働いても必要に応じて繰り返し再教育を受けられること)
- それを受けて大学の改革(若い大学生だけを対象にした授業では対応できない)
- 人材採用の多元化(新卒だけでなく高齢者雇用への対応)
- 社会保障制度の見直し、全世代型社会保障へ(年金制度だけでなく若い世代への公的支援の充実:例 幼児教育の無償化、介護離職ゼロに向けた介護人材の確保など)
教育・雇用・社会保障をいかに改革するか というところでしょうか?
「長生きするのにお金をどうするの?」にはあまり触れられていないようですね。
個人的には気になるのはやはり「お金をどうするか・・・・」です。