人生100年時代 自分のライフプランを作ろう!
ライフプランは重要なの?
ライフプランとは、「人生の設計図」あるいは、「人生の計画」。
そんなもの、時の流れに身を任せる! なるようになるから気にしない! そんなの考えるのが面倒くさい! そんな先の事なんか分からないのだから計画しても無駄!などなどの意見が出てきそうですが、ちょっと待ってください。
確かに先の事はわからない。その通り!!
でも人生の中で想定される大きなイベントを考え、そのためにお金が必要になるタイミングやその金額をおおよそ把握して計画を立てておけば・・・いざというときに「お金が足りない!!」という事態が防げませんか?
そういう事態にならないように、将来のお金について見通してみることは、とても大切だと思います。思いませんか?
しかし、残念ながら実際にこうしたライフプランを立てている人はあまりいないようです。(FP仲間談)
周りの人たちに聞いてみてください。おそらく50%にも及ばないのでは・・・。
もしくは、人には言わないということもあるのかな・・・。
お金が必要な時期が近づいている世代は、具体的な手立てを検討するのに「ライフプラン」は必要です。また、若い世代にとっても「ライフプラン」で早く将来を見通すことで長期にわたってお金をためていくことができ、その分、楽にお金を準備することができます。どの世代にも「ライフプラン」は役立つ、というわけです。
ライフプランの作り方
今回は、3つのステップで簡単に将来のお金を見通すことができる「ライフプラン表」の作り方をご紹介します。
ステップ1 何が起こるか、何がしたいか、人生の出来事を考えよう!
まず、今後人生に起こりそうなイベント(出来事)や、将来実現したいことなどを考えてみましょう。
たとえば、20代では結婚や早い人だと住宅の購入などが考えられます。またキャリアアップに向けて、資格取得の資金を考えてもよいかもしれません。30代になると、子どもの教育費にいくらぐらいかけるかなどを考えていく必要があります。40代は、子どもがいれば進学に伴う教育費を本格的に検討する時期。そして50代・60代には、病気などのリスクに備えたり、老後資金を準備したり、最近では親の介護の準備など色々する必要がでてきます。
このように、年代によって備えておきたいお金は変わってきます。まずは、今後何が起こるか、また何をしたいのか、おおまかに書き出してみましょう!
今は夢のようなことでも「ライフプラン」を考えていく中で、ぐっと現実味を帯び、本当に実現した…というようなことも耳にしますから、(夢は書き出して実現する、目標は紙に書いて見えるところに貼る。などなど色々な意見がありますよね。)
自分が実現したいことをいろいろ盛り込んでみるのも良いと思います。
ステップ2 「ライフプラン表」に自分や家族の年齢を書き入れてみましょう
ステップ1で書き出したイベント(出来事)と、そのために必要になるおおよそのお金を、時間軸にそって一覧表にしたものが「ライフプラン表」(図1)です。
まずは、図1のように年表のようなものを作りましょう。そして、自分や家族の年齢を書き入れて、一覧表にしていきます。ノートに表を書くだけでも十分ですが、エクセルを利用するなどすると後日、簡単に修正することもでき便利です。
ステップ3 ステップ1で考えたイベントを「ライフプラン表」に書き入れてみましょう!
次にステップ1で考えた「ライフイベント」(出来事)と必要になるおおよその金額を、該当する年に記入していきます。
必要なお金を年ごとに合計していくと、その時の貯蓄で賄えそうかどうかもわかります。とくに教育費などは、必要になる時期とおおよその出費額がわかるので、こうした「ライフプラン表」で考えておくことは、とても有効です。お金が足りなくなりそうな時期があったら、あらかじめそれを見越してパートに出るなど、具体的な対策を立てることができるからです。
将来のことは、だれにもわからないものです。でもこうして「ライフプラン表」にすることで、見通しが立ち、漠然とした将来への不安が和らぐことも期待できると思います。
将来の自分に思いを馳せながら、「ライフプラン表」にチャレンジしてみませんか。
こちらにとても参考になる資料があります。
引用:全国銀行協会「自分で描く未来予想図 はじめてのライフプラン」
〈INDEX〉
導入 ライフプランはなぜ必要?
第1話 結婚が決まったらライフプランを立ててみよう
第2話 人生に必要な3大資金
第3話 0歳から始めたい教育資金プラン
第4話 夢のマイホーム購入計画
第5話 ライフプランを基に考える老後資金プラン
特別付録 自分の未来予想図を描いてみよう!
ライフプラン表が出来上がったら次はライフプラン・シュミレーションを行います。
次回へつづく・・・