人生100年時代 老後2000万円問題が話題になっていますね。
そもそも、その問題は、何なんでしょうか??
老後資金2000万円問題とは何か?
2回に分けて「老後資金2000万円問題」について考えてみます。
老後資金2000万円問題とは?
人生100年時代、さてお金はどうするの?と思っていたところに大きなニュースになりましたね。老後資金2000万円問題。
2019年6月11日麻生太郎金融担当相が金融庁の報告書「高齢社会における資産形成・管理」の受け取りを拒否するという異常事態が発生しました。その報告書には“夫婦の老後資金に「2000万円が必要」”とする試算が盛り込んであり、その「老後資金に2000万円が必要」というフレーズが切り取られ、連日、TV、新聞などマスコミに大きく取り上げられました。
本当に2000万円がないと老後は暮らしていけないの?と多くの人が不安にかられた様です。
その金融庁の報告書とは?
引用:金融庁HPより 金融審議会 「市場ワーキング・グループ」報告書 の公表について
金融審議会「市場ワーキング・グループ」報告書の公表について:金融庁
金融審議会「市場ワーキング・グループ」(座長 神田秀樹 学習院大学大学院法務研究科教授)においては、平成30年9月より、計12回にわたり、「高齢社会における金融サービスのあり方」など「国民の安定的な資産形成」を中心に検討・審議を行って来ました。
これらの審議を踏まえ、金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」(別紙1)が同ワーキング・グループにおいてとりまとめられましたので、公表します。
レポートはこちら↓
https://www.fsa.go.jp/singi/singi_kinyu/tosin/20190603/01.pdf
マスコミの取り上げ方
連日TVや新聞、ネットニュースでこの「老後に2000万円が必要」が取り上げられ、年金制度が崩壊している!、年金はあてにならないのか!、政府はこの問題を隠している!、今更2000万円必要と言われてもどうしたらいい?、どうやって2000万円も貯めるの?などなど、国民の不安をあおるような報道ばかりが目についたと記憶しています。
7月に参議院選挙を控えていた政府としては火消しに走り、マスコミはそこをあおり、野党はそこばかり追求し・・・・というパターンの繰り返し。「老後に2000万円が必要」というフレーズだけを切り取られて、そこばかりに焦点が行く。うーん、何とかならないものか・・・・もう少し本質的な議論にならないのか?。そんな議論、報道ばかりだったので、その報告書が伝えたかったことは、何だったのだろう?と思ったので読んでみました ”金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書「高齢社会における資産形成・管理」”。詳細は、また次回に続く・・・