いつもありがとうございます、かず です。
小藪さん起用の「人生会議」のポスターが、批判を受け11月26日に自治体へ発送する予定を急遽取りやめ。
SNSなどで「ふさわしくない」「不安をあおる」などの投稿が相次いだのが原因のようだ。
でも、世の中に「人生会議」を少しでも知ってもらえたことは、第一歩だと思う。
ここまで読んでいたとは、さすが厚労省!?
人生100年時代を迎え、長生きはするがいつ何が起こるかわからない。
いざという時、「自分の看護についてどうして欲しいか?」、事前に周りに伝えておくことは、「自分のためというよりは、むしろ周りのためである。」と自分は思う。
「人生会議」しとこ!!
問題の「人生会議ポスター」とは
11月30日(いい看取り・看取られ)は人生会議の日、ということで、11月26日に啓蒙ポスターを各自治体に発送予定だったらしいが、そのポスターの内容が批判を受け、急遽中止になったらしい。
この取り組みは、アドバンス・ケア・プランニング(ACP:Advance Care Planning)と呼ばれ、
厚労省が昨年、愛称を「人生会議」に決めた。
ポスターでは、愛称の選定委員を務めたお笑い芸人の小籔さんが、苦しそうな表情で自分の思いが正しく伝わっていなかった患者を演じている。
「命の危機が迫った時、想(おも)いは正しく伝わらない。」と、もしもの時のために事前の話し合いを呼びかけている。
問題のポスター ↓
人生会議ポスターへの反対意見
内容が「ふさわしくない」「不安をあおる」などのコメントが多数
「これでは人生会議というよりは、死に方会議のポスター。自分は死ぬとは思ってない人が考えたポスターではないでしょうか」
「ACPは必要だが、その内容を誤解させかねないし、脅しとも取れる内容で啓発として有効か疑問だ。関心がない人たちに『刺さる』ことを優先し過ぎて、当事者への配慮を欠いている」。
「これはACPへの誤解、そして遺族を傷つける可能性もある。家族に対し失礼でもある」
引用:朝日新聞デジタルより
このポスターについては、色々意見はあると思う。
ポスターの文言がお笑い芸人の言葉ということで、少し軽く感じられ、失礼 といったコメントになったのか?とも感じる。
でも、重々しく伝える内容でもないし、どう伝えるか内容が内容なだけに難しい。
また、最近問題になっていた吉本興業に委託したことが、問題を大きくしていると感じる。
話題にしようと、そこまで読んでいたなら、さすが厚労省!!と拍手したくなる。
こちらの ↓ リーフレット(厚労省HPより)の方が、騒動のポスター良かったんじゃないか?
https://www.mhlw.go.jp/content/10802000/000536088.pdf
「人生会議」とは
「人生会議」とは、アドバンス・ケア・ プランニング(Advance Care Planning)の愛称。
アドバンス(事前に)・ケア(世話、看護、介護など)・プランニング(計画する)、
つまり、
自分の大切にしていることや望み、どのような医療やケアを望んでいるかについて、自ら考え、また、自分の信頼する人たちと話し合うことを言う。
人生会議とは?のHPには、以下のような内容が記載されています。
- あなたの気持ちや価値観をよく分かってくれている人は、どなたですか?
- 人生会議で何を話せばいいの? ~「大切にしたいこと」「して欲しくないこと」を伝えておこう~
- エンディングノートを書いたら、話し合って共有しよう
- 縁起でもない話のきっかけになる
- あなたはどこで最期を迎えたいですか?~療養場所について~
- あなたの終活大丈夫? ~人生の最終段階の医療やケアについても考えておこう~
- 人生の最終段階における医療・ケアの決定プロセスに関するガイドラインって何?
みなさま、これらのこと真剣に考えたことありますか?
是非一度、覗いてみては。
我が家の「人生会議」
我が家は自分の両親との2世帯住宅。
両親とも80台半ば、年齢的にいつ何があってもおかしくない。
昨年、母が入院したとき延命治療について、二人と話したことがある。
ふたりとも、延命治療はしなくて良い とのことだった。
しかし、いざその場になったときにそのとおりに医師に伝えられるか?
正直、そのときになってみないとわからない。
書面にもしてないし。
そういう時に備えるためにも、「人生会議」は必要だと思う。
両親のことだけでなく、自分たちも同じこと。
急病で突然・・・、交通事故で意識不明・・・ということもある。
そんなときに残された家族が困ることがないように、事前に話しておくことも大切だと感じる。
最後に
このように色々と考えるきっかけを与えてくれたこの騒動。
悪くはないと思うのは、私だけ?
人生100年時代を迎え、長生きする人が多くなる今日、この「人生会議」、必要だと思いました。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。