日本では株式投資=ギャンブルと誤解する方もまだまだ多いらしい。
人生100年時代を迎え資産運用は必須。
株式投資は資産運用の重要な手段の一つ。
我が家では、息子に経済や株式の知識を身につけるマネー教育として、株主優待を利用した。
ちょうどこの週末、優待券が届いたので、思い出しながら・・・。
子どもたちに経済や資産運用の知識(マネー教育)をどう身に付けさせるか?
人生100年時代、老後2000万円問題をきっかけに、資産運用を考え始めた方も多いと思う。
これから人生は100年続く。
何かしら資産運用をしないと、いつもお金に追われてしまい、心豊かに人生を楽しむ、ということは難しくなる。
自分たちよりも、間違いなく長生きし、人生100年生きなければならないのは、子どもたち。
彼らにも資産運用についての知識を身に着けてほしいと思っていた。
でも、日本では、お金に対する教育を学校では一切しない。
まして、株式投資を学ぶ機会など、一度もない。
我が息子に、どうしたら経済や株式の仕組みをわかってもらえるか?、
と考えたときにひらめいたのが、株主優待券の活用。
株主優待券を活用
株主になれば、株主優待がもらえる。
株主優待とは、「うちの株主になってくれてありがとう!」
「これからもずっと株主でいて下さいね!」という気持ちをこめて、企業が株主に対して贈るもの。
株主優待の内容は、「自社の製品」や「優待食事券」など、企業によっていろいろ。
そこで思いついた!
息子が高校生の時の話。(今はもう大学4年で、来年社会人)
塾のはじまる前、あるいは帰りに、近くの吉野家で牛丼をよく食べていた。
吉野家は、吉野家ホールディングスとして、東京証券取引所一部の上場企業。
調べてみると、株主優待として、最小株式単位(100株)で、300円の食事券が10枚、年2回もらえることが判明。
これは、息子のマネー教育の材料に使えるのでは?と思った。
吉野家ホールディングスの株主に
吉野家ホールディングスの株価は、その当時、1株1,126円、つまり100株で約12万円。また、その当時で配当金年間2,000円と株主優待券で年間6千円、合計8千円の配当。
(約6年経過した今でも配当&優待券は同じ)
ということは、8,000円÷112,600円×100=7.1%
つまり、その当時の年間利回りは、なんと7.1%
銀行預金金利が、既にゼロに等しい頃だったので、迷わず購入、株主となった。
年に2回、配当金の通知ととも株主優待券が届く。
そして年に1回決算報告書や株主総会決議書など、色々届く。
どうやって息子に活用?
決算書は、普通科の息子にはさすがに難しい。
なので、それ以外に株主通信のようなレターがあったのでそれを活用。
それには業績や企業活動状況が簡単にまとめてあったり、今後の事業戦略などをグラフや写真入りでわかりやすくまとめてあった。
それを読ませ、吉野家ってこういう作戦なんだって?
どう思う?
最近のメニューはどう?
新しいメニューは、売れてそう?
お客さん入っている?
味とか変わってない?
従業員はどんな感じ? などなど、色々様子を聞く。
そうすると、それが業績にどう結びついているか、なんとなくわかってくるようで、興味を持つ。
今度お店行く時、こういう目でお店を見てみたら・・・、などなど。
興味を持たないと始まらない。
また、株主優待券を息子に持たせた。
なぜ優待券がもらえるのか?、
株主とはなにか?、など色々質問。
代金の精算の時、優待券を使う高校生はあまりないので、なんとなく特別な感じ?を持つ、というのも効果があったようだ。
ますます、興味、関心を持つ。
株価も時々確認させ、
どうして株価は毎日変わるのか?
その時、日経平均はいくら?
将来、その株が高くなり、売却して利益が出たら、その利益分お前にやるぞ!!
(アメも与えた、ますます関心を持つ、しめしめ・・・。)
これをキャピタルゲインと言うんだよ!などなど、教える。
(結局、彼はそれを忘れて、今も私はホールドしてます。)
結果、株式会社の仕組み、どうして株価が変わるのか、日経平均が変わると株価も影響している?などなど、経済の仕組みも、少しづつだが、関心そして理解が進んだと感じる。
そんな息子は結局、理系、しかも動物系に進み、経済とはあまり縁のない各部に進学した。
しかし、その時の体験は、しっかり身についてくれた様子。
日本の酪農をなんとかをサポートしたい、という夢があるようだが、その際、どう稼げばいいか、出資者を増やすには・・・などなど、経済の仕組みが頭に入っているようで頼もしい。
先日、社会人になったらネット証券会社に口座を作り、少しづつ積立投資をするように勧めた。人生100年時代に備えて。
そしたら、息子はそれが必要なことと、十分理解していた。
早速、どうしたら口座作れるの?、何に投資したらいいのかな?などなど、聞いてきた。
うーん、我ながら上手く言った、とニンマリ。
おまけ なんと株価がだいぶ・・・
その息子は、大学2年生時から地方キャンパスになり、今は吉野家とは無縁の場所なので、私が代わりに優待券を利用している。
普段は牛丼並だが、優待券が使える間は、いつもと違う少し高級な?メニューを選ぶ、プチ贅沢!?を楽しむ。
また、いつもは株価確認をほとんどしないが、久しぶりに確認すると
なんと 先週末の吉野家ホールディングスの株価は、2,612円!!。
なんと、なんと、約15万円も上がってる!
こんな楽しみもありますね。
そろそろ売っちゃおうかな??
株主優待を子供のマネー教育に活用、という実体験でした。
この方法、人生100年時代へ向けた子供のマネー教育方法としておすすめです。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。