いつもありがとうございます、かず です。
勤務先に在宅勤務制度が導入され、月に数日利用。
働き方改革の一つとしても注目されている制度。
私は、同居中の親の介護という目的で活用中。
人生100年時代を迎え、様々な働き方が選択できることはとても良いことと思うが、一方で利用の難しさなど課題もあると感じた。
テレワークとは
テレワークとは、情報通信技術(ICT = Information and Communication Technology)を活用した、場所や時間にとらわれない柔軟な働き方のこと。
※「tele = 離れた所」と「work = 働く」をあわせた造語
テレワークは働く場所によって、
1)自宅利用型テレワーク:自宅を就業場所とするもの、いわゆる在宅勤務
2)モバイルワーク:移動中の電車、飛行機など、施設に依存せず、いつでもどこでも仕事が可能な状態のもの
3)施設利用型テレワーク:サテライトオフィス、レンタルオフィスなどを就業場所とするもの
の3つ分けられる、そうです。
引用元:日本テレワーク協会
テレワークの効果
テレワークの効果は、主に下記の7つに集約できるようです。
また、テレワークは、環境負荷軽減や雇用創出など、社会にとっても大きな効果があるといわれています。
引用元:日本テレワーク協会
テレワーク(在宅勤務制度)の利用条件(勤務先の例)
私の勤務先の在宅勤務制度利用の条件としては
1)在宅勤務の目的(例:育児、介護など)
2)IT環境が整っているか(例:有線や無線のLAN環境が整っているか、維持費は自己負担が条件)
3)会社支給のPCや携帯があり、いつでも連絡が取れる状態にあるか
4)執務環境は適切か(例:机、椅子、照明、空調など、電気代などは自己負担が条件)
5)その他 いろいろ
これらを含めた様々な条件が満たされていないと利用は出来ない。
幸いにも自分の場合、自分の部屋があり、PCモニター、机、椅子、WIFIなど環境が整っているので利用が可能になりました。
テレワーク(在宅勤務制度)利用の実際
私の場合、在宅勤務の目的は、親の介護。
同居している母(80歳前半)が認知症なので、見守り介護という状況。
まだ、幸いにも軽度の方なので記憶は時々曖昧になるが、自分のことはたいてい自分ででき、いわゆる徘徊のようなことはまだない。なので、時々様子を見る程度。
といっても、結構ストレスフルな状況ですが・・・。
1Fに両親、2Fに我が家族という2世帯住宅なので、時々階段を降りて様子を伺う。
最近困っているのが、父(80歳後半)は頭はしっかりしているため、母との会話がおかしくなることが多く、(母がよく忘れるので、言った、言わないなどなど)時々激しい言い争いや暴力沙汰?が起きるので、そのため様子を見ているという状況。
デイサービスを週2回利用しているので、それ以外の平日1日程度は私が様子を見れれば、ということで在宅勤務を活用している。
実際は月に2日程度になってしまうが、とても助かっている。
(会社や仲間に感謝、感謝)
それ以外の平日は、妻が面倒を見てくれたり(感謝、感謝です!)
妻は介護福祉士でもあるので、非常に頼りになります。(頭が上がりません!)
今日の利用は・・・
例えば、今日午前中は在宅で対応し、午後は半日休暇を取り、母の担当ケアマネージャーさんやデイサービスの職員の方々と打ち合わせ。
最近、通っている2箇所のデイサービスで、母と他の方との間でトラブルがあり、その施設の方々に集まって頂き、状況の確認と対応を相談。
通勤時間(往復約2時間の車通勤)の節約ができるので、時間だけでなく体力的にも助かっている。
母の場合、認知症の症状の一つである作話(さくわ:作り話)が多くなり、最近対応に非常に困っている。
職員の方々の話を聞いたところで、効果的な対策があるわけではないが、本人が楽しそうに過ごしている様子を聞き、少し安心する。
介護職の方々には、本当に頭が下がる思いです。
いつもありがとうございます。感謝、感謝!!
家での接し方のアドバイスなどを頂き、疲れて帰る。
精神的にも肉体的にも辛く疲れるが、仕方ない。
あまり深く考えないようにしている。
考えても仕方ないから・・・。
悩み始めたら、
心ののれん作戦!実践あるのみ!
心ののれん作戦 はこちらの記事に↓
テレワーク(在宅勤務制度)の実践のポイント
実際に在宅勤務を利用して、利用する上での自分なりのポイントは・・・
ポイント1 仕事がテレワークに向いているか?
私の場合、CFO(財務担当責任者)というポジションのため、いわゆる日常業務というのがほとんどない。
なので、PCさえあれば会社にいなくてもある程度の仕事はできるので、テレワークは可能。
その代わりプレゼン、打ち合わせなど、意思決定をしなければならないことも多く、それらは在宅では難しいことも多い。
ポイント2 予めのスケジュール調整
まず、在宅勤務のスケジュールを先に決める。
(母がデイサービスの利用がない日、つまり家にいる日)
社内インフラのスケジュールに、とりあえず在宅予定として予定を公表しブロックする。
もし予定が入りそうな場合は、在宅勤務予定であることを伝え、予定を変更してもらう。
または、スカイプEなどの会議で対応できるか確認する。(海外との打合せの場合は、ほとんど問題ない)
ポイント3 あらかじめ仕事内容を決める
在宅勤務の日は、普段集中してなかなか出来ない、資料作成、プレゼン準備、データ分析などの仕事を準備する。
会社と違い家では非常に集中して仕事ができるので、このような仕事がとても効率が良い。
話しかけられることもなく、急な打ち合わせに呼ばれることもなく、電話もほとんどかかってこないので。
テレワーク(在宅勤務)の課題
1.労務時間管理
いくらでも仕事ができてしまうので、過剰労働になる。自己管理がしっかりできるかが大切。
一方でサボろうと思えばサボれる。でも、自分の場合、サボると結果的に仕事が増えるだけなので、そういうことにはならないけど。
2.メンタルのケア
自分の場合月2日から多くて4日(週1日程度)なので、問題はないが、それ以上の日数になるとメンタル面で大変になるのではと感じる。
家族以外に誰とも会話することもなく、一日中PCに向かっているのは、メンタル的にあまり良くない。
時々、意識的に気分転換するなど工夫が必要。
自分の場合、わんこがいるので、適度に遊び相手になるので助かってます。仕事中は横で静かに寝ているのでほんとにいい子です!
これも自己管理、とても大事です。
3.公私の区別がつかなくなる。マインド・リセットできるか?
電車や車に乗って通勤すると言う行為は、公と私を区別するきっかけになっていると感じる。
通勤時間は時間のムダと在宅勤務利用前は思っていたけど、実際に在宅勤務を利用すると気持ちの切り替えが難しいことに気づいた。
朝ごはん食べて、さて仕事・・・とはすぐには気持ちは切り替わらない。
通勤時間が気持ちの切り替え時間だったことに改めて気づく。
と言っても、満員電車や長時間通勤は嫌ですけどね!。
これも自己管理が上手くできるか、とても重要です。
まとめ
私のような介護を抱えている人には、在宅勤務はとてもありがたい制度。
このような制度利用を許可して頂いている勤務先には、とても感謝しています。
また、周りの同僚やメンバーにも理解をして頂きとても助かり、感謝の気持でいっぱいです!。
感謝の気持ちを忘れずに、業務効率をあげて会社に貢献する という思いで制度利用できれば良いのでは、と思う。
自己管理が上手くできるか?、これが在宅勤務制度の普及と成功につながると考えます。
人生100年時代を迎え、これから親の介護、あるいは子供の介護も起こりえます。
そんなときにテレワークといった働き方が選択肢にあれば、少しは安心して過ごせるかもしれませんね。
本日も最後までお読みいただきありがとうございました。