人生100年時代 色々なことが起こりますよね。災害もその一つ。
台風15号の影響で、甚大な被害を受け、停電、断水、家屋被害などから、今日もまだ復旧していない方々が大勢いる千葉県。
一日も早い復旧を願っております。
我が家も、先週月曜日から金曜日朝まで、丸々4日間停電という状態でした。
停電が続く3日目の夜だったでしょうか?
近所の方が、東京電力に大声で苦情らしき言葉を、叫んでいるのが聞こえました・・・・
東電にキレてたおじさん!
なぜよく聞こえたか?・・・それは9月の第2週の夜にも関わらず、その週はこの夏?一番の暑さで、とても暑い、暑い、熱帯夜でした。
停電の復旧予定も、「今日中には復旧する・・・、いや、今日は復旧しない・・・、明日中には・・・予定・・・、」という情報が続いていて、体力的にも、精神的にも疲れのピーク。
もちろん、冷房が使えないので、夜とはいえ、とても暑い夜が続いていたので、皆さんの家の窓は開けっぱなし。なので、家の中の会話も、ある程度の声であれば当然聞こえる状態。
「暑いなー、寝苦しいなー、寝れないなー、いつ停電回復するのかな・・・」と、ぼーっとしながらベッドに横になっていると、どこからか男性の怒鳴り声が。
「おい、どうなっているんだ!、いつになったら電気は復旧するんだ!!!、・・・・おまえらちゃんとやっているのか!、どうしてここはそんなに遅れるんだ!!・・・言い訳を聞きたいんじゃない!いつ復旧するのか聞いているんだ!! いったい、い、つ、なんだ!!!」
という、電話口で東電に大声でキレている男性の声らしい。
自分も疲労のピークだったし、怒りたい気持ちも理解できた。
「でも、違うよなぁ・・・東電の社員も一生懸命やっているはず、八つ当たりしても仕方ないだろ!!」と非常に不愉快な気分に。
こっちが、怒りたくなってきた!
ただでさえ暑いし、眠れないし、で、聞いていて非常に疲れる。できれば窓を閉めて、その怒鳴り声をシャットダウンしたいところだが・・・、暑くて無理。
しかたなく、ほとぼりが冷めるのを待った・・・・・・・・・長い間、長い夜。
その時、枕もとにあった本「超約 ニーチェの言葉」を開いた。
(私、普段枕もとに、本が平積みになっていて、気の向いたときに適当に選んで読んでいます。寝る前に。)
偶然にも、ホントに偶然にも、開いたページには、なんと、こんな言葉が・・・
おもわず、ページに折り目を入れた。
「090 責める人はみずからをあらわにする」
誰かを責め立てるもの、この人が悪いのだと強く言い張る者。その人はしかし、告発することで自分の性格を思わずあらわにすることが多い。
第三者から見ると、汚く責め立てる者のほうこそ悪いのではないかと思えるくらいに低劣な性格をあらわにしてしまう。そのため、あまりにも激しく責める者こそ、周囲の人々から嫌われてしまうものだ。
引用:「超約 ニーチェの言葉」
その時、この言葉が、ストン、と心に響いた。
「ご近所さん、どんな人なのだろう・・・・、友達にはなりたくないなぁ、きっと・・・」と思いながら、少しづつ自分の感情がリセットされていくのを感じた。
停電から復旧して約1週間。もうそんなに過ぎたのか?、周りは何もなかったかのような日常に戻りつつある。
でも、まだまだ苦しんでいる方々も大勢いる。
一日も早い復旧を切に願っております。
皆、がんばって!!